建設・建築現場でのちょっとした道具の工夫でも特許を取れる3
- 5月31日
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更新日:6月1日
3.現場道具・土木作業まわりの工夫
(1)排水機能付スコップ

構成
この発明品は、排水機能を備えたスコップ1です。
スコップ1は、スコップ本体2と、スコップ本体2に取り付けられた柄部3と、柄部3の端部に取り付けられた把持部4とを備えています。
スコップ本体2は、前方に浅いすくい部5を備え、後方に上面が開口した容器状の溜り部6を備えています。
また、溜り部6の上方には、溜り部6に溜めた泥水や汚水を排水するための注ぎ口11、12が設けられています。
これにより、すくい部5で泥水や汚水をすくい取り、溜り部6に溜めた状態で持ち上げることができます。
さらに、溜り部6に溜めた泥水や汚水を、注ぎ口11、12から排水することができます。
効果
すくい部5と溜り部6を備えているため、屋内外で局所的に溜まった泥水や汚水を、その場ですくい上げることができるため、泥水や汚水を排水箇所まで押し流す必要がなく、狭い場所や部分的に水が溜まった場所でも排水作業を行いやすくなります。
また、溜り部6に泥水や汚水を溜めることができるため、通常の浅いスコップに比べて、一度にすくい上げられる量を増やしやすくなり、その結果、排水作業の回数を減らし、作業効率を高めることができます。
さらに、柄部3と把持部4を備えているため、作業者は泥水や汚水に近づき過ぎずに作業を行うことができ、泥水、汚水、汚泥などを比較的衛生的に処理しやすくなります。
また、電力や動力を必要としないため、停電時、災害時、屋外作業などでもすぐに使用することができます。
(2)足場ハンマー

構成
この発明品は、作業者の吊り下げ部101に吊り下げることができる足場ハンマー1です。
足場ハンマー1は、柄2と、柄2の先端部に設けられた頭部3と、頭部3に設けられた引っ掛け部4とを備えています。
引っ掛け部4を作業者が装着する吊り下げ部101に引っ掛けることで、足場ハンマー1を不使用時に吊り下げることができます。
引っ掛け部4は、柄2の延伸方向において、頭部3のうち柄2とは反対側の位置に設けられています。
また、引っ掛け部4は、頭部3の殴打面34、35に直交する第1方向に沿って設けられ、柄2の延伸方向に沿って頭部3から突出しています。
さらに、引っ掛け部4は、頭部3とともに第2方向に貫通する開口4Aを形成しています。
この引っ掛け部4は、柄2の延伸方向から見たときに、第2方向における頭部3の中心よりも外側に配置されています。
効果
引っ掛け部4が頭部3の中心よりも外側にずれて配置されているため、吊り下げ部101に引っ掛ける際に、吊り下げ部101と頭部3とが干渉しにくくなります。
そのため、作業者は足場ハンマー1を吊り下げ部101にスムーズに装着しやすくなります。
また、装着時に頭部3が邪魔になりにくいため、無理な姿勢や不安定な動作を抑えやすくなります。
その結果、足場ハンマー1の吊り下げ作業を行いやすくし、不使用時の保持性や装着時の安全性を高めることができます。
(3)土嚢袋

構成
この発明品は、傾斜地に設置される土嚢袋1です。
土嚢袋1は、土砂を入れるための袋部10と、袋部10の開口部11の近くから延びる布部20とを備えています。
袋部10には、傾斜地に設置したときに上方を向く開口部11が形成されており、この開口部11から土砂を入れることができます。
布部20は、袋部10に接して配置される載置部21と、載置部21に載せた土砂を覆う被覆部22と、略水平な踏み面を形成する踏み面部23とを備えています。
使用時には、袋部10に土砂を入れるとともに、掘削などにより排出された土砂を載置部21の上に載せます。
そして、載置部21に載せた土砂を被覆部22で覆い、その上方を踏み面部23で覆うことにより、土嚢袋1が略L字状に形成されます。
これにより、傾斜地に階段状の踏み面を形成することができます。
効果
土砂を入れる前の土嚢袋1は軽量であるため、プラスチック製の板材などに比べて、山道や傾斜地でも人力で運搬しやすくなります。
また、現場で掘削した土砂を袋部10や載置部21に収めて利用できるため、排出された土砂を別の場所に搬出する手間を減らすことができます。
そのため、車両が入りにくい場所でも、土嚢袋1を用いて比較的容易に階段状の通路を設置することができます。
さらに、被覆部22及び踏み面部23によって、掘削した部分や載置した土砂を覆うことができます。
これにより、掘削面や土砂が風雨に直接さらされにくくなり、傾斜地の土砂の崩れを抑えやすくなります。
その結果、傾斜地において、運搬しやすく、設置しやすい簡易な階段状の通路を形成することができます。
(4)ねじ釘

構成
この発明品は、打撃して打ち込むことができ、さらに回転工具によって回転させることもできるねじ釘1Aです。
ねじ釘1Aは、一方向に延びる釘軸部2と、釘軸部2の端部に設けられた頭部3とを備えています。
頭部3は、釘軸部2の延伸方向と直交する方向に広がるように形成されています。
頭部3のうち、釘軸部2が突出する側とは反対側の端面30には、釘軸部2の軸方向に沿って突出する凸部32が形成されています。
また、頭部3には、回転工具と係合するための係合部31が形成されています。
凸部32と係合部31との間には、釘軸部2の軸方向に沿って凸部32よりも凹んだ凹部33が形成されています。
さらに、凸部32の頂点に接する仮想平面は、釘軸部2の軸方向と直交するように形成されています。
効果
頭部3に凸部32を設けているため、打撃ドライバ100などでねじ釘1Aを打撃する際には、主に凸部32が打撃を受けます。
そのため、打撃による変形が係合部31に及びにくくなり、打ち込み後も回転工具を係合部31に係合させやすくなります。
また、凸部32の頂点に接する仮想平面が釘軸部2の軸方向と直交しているため、打撃時の力を釘軸部2の軸方向に伝えやすくなります。
これにより、打撃時にねじ釘1Aが傾くことを抑えやすくなります。
その結果、ねじ釘1Aを打撃によって打ち込みやすくするとともに、必要に応じて回転工具により締め込み又は取り外しを行いやすくなります。











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