建設・建築現場でのちょっとした道具の工夫でも特許を取れる2
- 2 日前
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2.型枠・足場・鉄筋まわりを工夫した発明品
(1)大引受金物
大引受金物を使用した梁底型枠をワイヤーで
発明品 玉掛けした状態

構成
この発明品は、梁底型枠などに用いられる大引受金物1です。
大引受金物1は、大引10を載せる大引受部2と、大引10を嵌め込むための嵌合穴3-1を有する大引嵌合部3とを備えています。
大引嵌合部3には、コンクリートパネル11の端部に設けられた桟木12に釘留めするための釘穴3-2が設けられています。
また、大引受部2の下面には、パイプサポート13の受板13-2に設けられたホゾ穴に差し込まれるホゾ穴遊嵌部4が設けられています。
これにより、大引10は大引嵌合部3の嵌合穴3-1に嵌め込まれ、大引受部2によって支持されます。
また、大引受金物1は、釘穴3-2を介して桟木12に固定されるとともに、ホゾ穴遊嵌部4を介してパイプサポート13に支持されます。
効果
大引10を嵌合穴3-1に嵌め込んで支持するため、大組みした型枠を繰り返し使用する場合でも、桟木12と大引10とを安定して固定しやすくなります。
そのため、型枠の移動時や玉掛け時にも、大引10の位置ずれを抑えやすく、安全性を高めることができます。
また、大引受金物1を用いることで、コンクリートパネル11の打設面を上向きにした状態で梁底型枠を大組みしやすくなります。
これにより、養生シートを敷いたり、型枠を裏返したりする作業を省きやすくなり、作業効率を高めることができます。
さらに、パイプサポート13の受板13-2に対してホゾ穴遊嵌部4を差し込んで支持する構成であるため、型枠を安定して支えやすく、スラブ受け等の落下リスクも抑えやすくなります。
(2)コンクリート型枠の固定具
発明品 固定具により支持棒が固定された型枠

構成
この発明品は、コンクリート型枠2に支持棒3を固定するための固定具1です。
固定具1は、型枠2の開口部2cに差し込まれる係合腕4と、係合腕4に回転軸13を介して連結された主軸15と、支持棒3を保持する保持部材16と、保持部材16を締め付けるナット23とを備えています。
係合腕4には、型枠2の一面に一方側から係合する第1係合部6と、他方側から係合する第2係合部10が設けられています。
ナット23を締め付けると、保持部材16が支持棒3に向かって押圧されるとともに、主軸15が引き上げられます。これにより、係合腕4が回転軸13を中心に回動し、第1係合部6及び第2係合部10が型枠2に係合します。
その結果、固定具1を介して、型枠2と支持棒3とが連結されます。
効果
ナット23を締め付けるだけで、保持部材16による支持棒3の保持と、係合腕4による型枠2への係合を行うことができます。
そのため、既存の型枠2と支持棒3とを簡単に固定することができ、型枠の組立作業の効率を高めることができます。
(3)鉄筋用ロッド支持具
発明品 支持具の使用状態

構成
この発明品は、鉄筋40に対して第1のロッド31を支持するための鉄筋用ロッド支持具10です。
鉄筋用ロッド支持具10は、第1のロッド31を支持する第1のフック部11と、鉄筋40に係止される第2のフック部15と、第1のフック部11及び第2のフック部15を連結する連結部18とを備えています。
第1のフック部11は略円弧状に湾曲して形成されており、その内側で第1のロッド31を支持します。
第2のフック部15は、第1のフック部11とは反対方向に湾曲して形成されており、その内側で鉄筋40に係止されます。
また、第1のフック部11には、締結ボルト19が進退自在に取り付けられています。
締結ボルト19を締め付けると、締結ボルト19の先端が第1のロッド31を押圧し、第1のロッド31が連結部18側に押し付けられます。
これにより、鉄筋用ロッド支持具10が第1のロッド31に固定されます。
効果
第2のフック部15を鉄筋40に係止し、第1のフック部11で第1のロッド31を支持する構成であるため、鉄筋40に対して第1のロッド31を簡単に取り付けることができます。
また、締結ボルト19を締め付けることで、第1のロッド31を押圧して固定できるため、現場での位置決めや固定作業を行いやすくなります。
さらに、フック部11、15と連結部18と締結ボルト19を中心とした比較的簡易な構造であるため、取り付け作業や位置調整を効率よく行うことができます。
その結果、鉄筋40に対する第1のロッド31の支持作業を容易にし、現場での施工性を高めることができます。
(4)仮設足場用の足場板
(A)は一対の足場板の端部を対向させた状態
発明品 (B)は足場板の爪金具を横架材に搭載した状態

構成
この発明品は、仮設足場用の足場板1です。
足場板1は、アルミニウム製の床板2を備えています。
床板2には、プレス成形により、板面から隆起する多数の滑り止め突部15が縦横に設けられています。
滑り止め突部15は、比較的大きな面積で台地状に隆起する広域隆起部16と、比較的小さな面積で小山状に隆起する小突起17とを含んで構成されています。
床板2の長手方向には、広域隆起部16と間隔領域とが交互に配置されています。
また、広域隆起部16の上面には複数の小突起17が設けられています。
効果
床板2に多数の滑り止め突部15を設けることで、作業者の靴底が床板2の表面で滑りにくくなるため、仮設足場上での歩行時や作業時の安全性を高めることができます。
また、滑り止め突部15が、広域隆起部16と小突起17とを組み合わせた構成であるため、床板2を薄い金属板で形成した場合でも、滑り止めに必要な隆起高さを確保しやすくなります。
さらに、広域隆起部16と小突起17が床板2の補強形状としても機能するため、床板2の強度を保持しやすくなります。
その結果、足場板1の軽量化を図りつつ、滑り止め性と強度を両立しやすくなります。











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